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2008年4月11日

耐蝕性・耐焼付性・耐摩耗性に優れる低摩擦滑り軸受を実現!

『MnS配合ステンレス焼結含油軸受』を開発


NTN株式会社(以下、NTN)は、潤滑性に優れる硫化マンガン(MnS)を適量配合した、ステンレス系耐蝕・低摩擦焼結含油軸受を名古屋市工業研究所と共同で開発しました。耐焼付性・耐摩耗性が優れており、既に量産納入を行っています。

一般的に、母材が青銅系や鉄系の焼結軸受では、固体潤滑剤として黒鉛(C)、二硫化モリブテン(MoS2)、鉛(Pb)等を配合しますが、母材がステンレス材の場合に黒鉛や二硫化モリブテンを配合すると焼結時に化合物が生成され、硬度が母材より高くなり、相手軸への攻撃性が生じるので滑り軸受には適していません。また、潤滑剤として効果が高い鉛は、人体に有害な物質として世界的に使用が規制されております。

そこで、NTNと名古屋市工業研究所では、母材をステンレス材とし、硫化マンガンを適度に配合した低摩擦ステンレス焼結含油軸受を開発しました。摺動時に硫化マンガン中の硫黄により潤滑性・極圧性の高い膜が形成されるので耐焼付性・耐摩耗性が優れます。更に、硫化マンガンは、ステンレス鋼中の酸化クロムによる不動態膜の形成を阻害しないので、耐蝕性に優れる滑り軸受となります。
このMnS配合ステンレス焼結含油軸受は、腐食性環境下において問題なく使用でき、長時間に亘って低トルクを実現します。既に、「IT機器」向けにステンレス製転がり軸受に代わって本焼結含油軸受を採用戴き、継続量産納入中です。

尚、本軸受は、4月16〜18日に幕張メッセで開催される第17回モーション・エンジニアリング展に出展致します。


【 特 長 】

(1) 耐蝕性
  母材にステンレス材を使用
(2) 耐焼付性、耐摩耗性
  硫化マンガンの配合により、摺動時に硫黄系の潤滑膜が形成されるため、耐焼付性・耐摩耗性に優れる

【対応寸法】

【問合せ先】

【製品写真】

写真軸受寸法 大:内径φ6mm×外径φ12mm×幅6mm
小:内径φ3mm×外径φ 6mm×幅2mm

製品写真

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