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2008年6月2日

信頼性と安定性を高め、安全走行制御の高度化に貢献できる新商品

『車輪回転センサ用 高磁力ゴムエンコーダ』を開発

【ゴム製エンコーダで世界最高水準の性能を達成】


NTN株式会社は、車輪用軸受(ハブベアリング)に装着するABS※1センサ用の『車輪回転センサ用 高磁力ゴムエンコーダ』を開発しました。

多くの自動車の車輪用軸受にはABSセンサと呼ばれる車輪回転センサが装着されており、ABSセンサは磁気検出センサとリング状の磁石である磁気エンコーダで構成されています。車輪用軸受に内蔵された磁気エンコーダはタイヤと共に回転し、生じる磁極の変化を磁気センサが感知することで車輪速度を検出します。従来より多用されるゴム材料からなる磁気エンコーダは、フェライト粒子とゴム材を混ぜ合わせ、加熱成形しています。このフェライト粒子の磁力の大きさはその向きで違うため、成形前にフェライト粒子の向きを揃えていました。しかし成形時の材料の流れで、揃えた向きが乱れてしまい磁力を大きくできないことが従来からの課題でした。

新商品である『車輪回転センサ用 高磁力ゴムエンコーダ』では、加熱成形の際、成形型全体に磁力を与え、ゴムが固まる前の段階でフェライト粒子を磁力の方向に揃える新たなゴム成形法を開発し、ゴム材中のフェライト粒子の向きを最適な方向に揃えること(配向)で磁気エンコーダの磁力を強くしました。さらに、ゴム材料の配合を工夫することでより多くのフェライト粒子を混ぜ込むことを可能とし、従来品と比較して25%の磁力の向上を達成しました。これらにより、センサ取付時の位置精度の緩和や、従来品より小型のエンコーダで同等の出力を出すことが可能となりました。

また、市場実績が豊富で柔軟性に優れたゴム材料を適用することで、軸受への装着時や車両運転時、過酷な環境温度変化などで発生するさまざまなエンコーダへの衝撃リスクから欠け・割れなどの損傷を回避できます。

NTNでは、『車輪回転センサ用 高磁力ゴムエンコーダ』をグローバルに供給していきます。

※1  アンチロック・ブレーキ・システム


【 特 長 】

(1) 磁 力:25%アップ(従来品比)
(2) 過酷な環境温度条件(冷熱衝撃)での耐久性を向上
ゴム材料のガラス転移温度(耐衝撃性が著しく低下する温度):3〜10℃低減

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