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2007年9月18日

SNRとNTNの高度な技術が融合した初の共同開発品
『高分解能回転センサ付ハブベアリング』を開発

【車両安全制御の高度化に貢献】


NTN株式会社(以下NTN)は、SNR社(仏)と共同で高分解能回転センサを組み込んだ、車両の安全制御に貢献する『高分解能回転センサ付ハブベアリング』を開発しました。

車軸用軸受(ハブベアリング)には、※1ABSと※2ESCのきめ細かな制御が可能になる車輪回転センサが組み付けられております。このセンサは磁石のNS極の極性変化を検出する磁気センサと、円周方向にN、S極が交互に同一間隔で着磁された磁気エンコーダで構成されます。車輪の回転に伴って磁気エンコーダの極性が交互に変化する状況を磁気センサが検出し、車輪回転信号として捉え車両制御に用いています。
着磁パターンを細かくすることで回転検出信号を高分解能化すれば、よりきめ細かな車両制御が期待できますが、磁極を細かくすると発生する磁力も弱くなり、正確に回転信号が得られなくなるという課題がありました。

『高分解能回転センサ付ハブベアリング』は、磁気エンコーダはそのままで従来の40倍の分解能を達成するSNR社の磁気センサ技術と、センサ電子部品を外部環境から確実に保護可能なシール構造を含めたNTNの3世代ハブベアリング技術とを融合することで実現されております。さらに高分解能化だけでなく高精度化を図るべく信号処理手法も改良しました。

本開発品により車輪の回転速度をより短い間隔で検出できるため、最適タイミングでの制動力の調整が可能になります。また、左右輪の回転速度をそれぞれ、より正確に測定できるので、回転速度の差から旋回中に生じるタイヤの横滑り量の予測が速くできます。

NTNは、本開発品を車両安全制御の高度化に貢献できる商品として、自動車メーカへ積極的に提案してまいります。

また、本開発品はNTNとSNR社が初めて共同で開発した商品であり、今後も研究·開発におけるシナジー効果を追求してまいります。

※1ABS: アンチロック·ブレーキ·システム(横滑り防止装置)。
※2ESC: エレクトロニック·スタビリティ·コントロール(車両姿勢安定装置)。

【 特 長 】

(1) 高分解能な回転信号(従来比40倍、磁気エンコーダは従来と同じ)
(2) AB相パルス出力により回転方向の判別も可能
(3) 従来のハブベアリングと同じ外部寸法で、駆動輪、従動輪共に適用可能

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【ご参考】世界シェアNo.1を実現。NTNのハブベアリング

ハブベアリングは、自動車の駆動系部品です。アクスルベアリングともいいます。自動車の車体とホイールをつなぐハブといわれる部分に取りつけます。ハブベアリングは、内輪、外輪、鋼球(ボール)またはころによって構成されています。モジュール化の進展の中でユニット化が進み、第1世代から第3世代へと部品点数を減らし軽量·コンパクトに進化してきています。
NTNでは、ハブベアリングを「戦略商品」のひとつとしてあらゆる経営資源を集中して開発·生産·販売に注力しています。昨年のフランスSNR社との資本提携により、世界シェアは22%となり、グループとして世界首位となりました。また、2010年3月期に世界シェアを26%にまで伸長させることを目標としています。(※シェアの数値は自社調べ)
製品写真

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SNR社のセンサ技術

SNR Roulements社(以下、SNR社)は、フランス·アヌシー市に本社を置く、世界でも有数のベアリングメーカーです。1880年にベアリングの製造を開始し、1946年、有力自動車メーカのルノー社(フランス)によって買収され、100%子会社となりましたが、2007年3月末、NTNと業務·資本提携を締結。2008年3月末には、NTNが株式の過半数を取得し、NTNの連結子会社となる予定です。
センサ技術に強みを持ち、ハブベアリングに内蔵されているセンサ技術は、世界標準になっております。NTNでは、業務·資本提携を締結した後、今回はじめての共同開発品となる「高分解能  回転センサ付ハブベアリング」を開発しました。


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