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【新商品情報】

軽量・コンパクトを実現した「アクティブABSセンサ対応新型3世代ハブベアリング」

1. 開発の背景と商品の主な特徴

自動車メーカーでは組み立て工数の削減に向けた部品のユニット化が求められており、ハブベアリングでは、現在主流の2世代ハブベアリングからユニット化の進んだ3世代ハブベアリングへの転換が拡大する傾向にあります。
また、省エネルギー・省資源に対する社会的な要請が高まる中、ハブベアリングの更なる軽量・コンパクト化が求められています。更に、安全性への関心の高まりからABS(アンチロックブレーキシステム)の自動車への装着率が拡大する傾向にあります。このような状況下、NTNは、内輪とハブの締結方法に揺動加締加工を採用するとともに磁気エンコーダを採用することにより、大幅な軽量・コンパクト化を実現した「アクティブABSセンサ対応新型3世代ハブベアリング」を開発しました。ABSの装着率が拡大する中、軽量・コンパクト化を実現した「アクティブABSセンサ対応新型3世代ハブベアリング」は、これからの3世代ハブベアリングのスタンダードとなり今後の需要拡大が大いに期待できます。

2. 新商品の概要

1)揺動加締加工の採用
従来の3世代ハブベアリング(図1参照)では、内輪とハブをナットで締結(ナット締結法)していました。「アクティブABSセンサ対応新型3世代ハブベアリング」は、ハブの端部と内輪の締結に揺動加締加工(図2参照)を採用することによりナットを不要とするだけではなく、軸方向寸法を7%短くすることに成功しました。
また、ねじの締結力を締付トルクで管理するナット締結法ではねじ面やねじ座面の摩擦係数のバラツキにより軸受の予圧と剛性の管理に制約がありましたが、本商品では揺動加締加工により安定した軸受の予圧と剛性が得られ、信頼性の向上に寄与することが出来ました。

2)磁気エンコーダの採用
ABSには、自動車の速度(車軸の回転数)を検知するシステムとして、現在、日本で主流になっている、金属製トーンリングに付けられた凹凸の動きを磁気の変化の大きさとして読み取るパッシブタイプと、磁気エンコーダの回転にともなう磁気の強弱をホールICで読み取るアクティブタイプがあります。
磁気の強弱で速度を検知するアクティブタイプは低速域での回転速度の検出能力が優れています。また、磁気エンコーダはゴムと磁粉を混ぜた薄い円板状のゴム磁石で出来ており、金属製トーンリングと比べ大幅な軽量化が可能です。

磁気エンコーダを採用した「アクティブABSセンサ対応新型3世代ハブベアリング」は、磁気エンコーダをハブベアリングのシールに接着(図3参照)させることで、(1)ハブベアリングとの一体化と軽量化を実現するとともに、(2)自動車メーカーでのセンサ取り付け時の管理が難しいエアギャップ(磁気エンコーダ表面とセンサまでの距離)を、金属製トーンリングを使用するパッシブタイプに比べ1.5倍と大きく設定できるため、作業効率の向上にも貢献できます。更に、アクティブタイプのため低速域での回転速度の検出能力が優れているという特徴を有しています。

3. 主な特徴

  1. 軽量・コンパクト:重量で約5%、軸方向寸法で約7%の削減を実現。
  2. 安定した軸受予圧と剛性を実現(信頼性の向上)。
  3. 自動車メーカーでの組み立て作業効率の向上。
  4. 回転速度を低速域まで検出することが可能。

4. 出願特許:30件

以上

【添付資料】