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2007年12月27日

事務機器の高精細化、回転制御機器の省エネ化などに貢献

『高分解能回転センサ付軸受』を開発

【SNRのセンサ技術とNTNの実装技術が融合】


NTN株式会社は、SNR社(フランス)と共同で回転検出能力を従来品の最大40倍に高めた『高分解能回転センサ付軸受』を開発しました。なお、本開発品は、「高分解能回転センサ付ハブベアリング」に引き続くSNR社との共同開発品です。

NTNでは、従来よりACモータの回転制御等、産業機械の電気制御を支える商品として、軸受と回転センサを一体化したユニットを開発し「回転センサ付軸受』としてラインアップを拡充してきました。その後、外部磁場の影響を受けにくい「耐漏洩磁界型回転センサ付軸受』を市場投入し、顧客の利便性を図ってまいりましたが、この度、SNR社のセンサ技術を活用し、回転検出能力を最大40倍に高めることが可能な『高分解能回転センサ付軸受』を開発しました。

SNR社が保有するセンサは、IC上に複数個配置した磁気センサの検出信号を、IC内部で適宜信号処理する事で高分解能な回転信号を出力します。本センサのICサイズは6mm×7mm形状であり、NTNが従来品で蓄積してきた軸受へのセンサ実装技術を活用することで、コンパクトな形状で従来品比最大40倍の高分解能化が可能となりました。

商品化の第1弾として、標準的な玉軸受(#6202:内径Φ15mm,外径Φ35mm相当品)で1回転あたり最大1,280パルスの2相信号(A、B相)を出力するユニットを開発しました。

NTNは、今後、本開発品をカラー複写機事務機などの高精細化や、回転制御機器の省エネルギー化に貢献できる商品としてラインアップを拡充し、拡販していく計画です。


【 特 長 】

(1) 軸受と回転センサを一体化  ・・・取り付けが簡単でコンパクト
(2) 軸受1回転あたり最大1280パルスを出力(従来品比40倍)
[1パルス当たり回転角度で約0.3度に相当(#6202の場合)]
(3) 回転方向の判別も可能

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製品写真

高分解能回転センサ付軸受(軸受型番 : 6202)



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