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製造資本

製品品質の維持・向上に取り組むとともに、安全で働きやすい職場環境づくりのための施策を推進しています。

基本的な考え方と推進体制

当社は、もの造りのすべての基本理念となる「品質基本方針」のもと、毎年「品質管理方針」を策定し、製品品質の維持・向上に取り組んでいます。当期は、生産前準備活動の強化や海外生産拠点の品質情報の早期入手と対応の迅速化を推進しました。また、万一グローバルで発生した場合の重大クレームへの対応も強化しています。

品質基本方針

お客さまの要求機能、仕様を満足する適正品質の追求

  • お客さまの要求変化に即応するものであること(適応品質)
  • 競争品質に勝つものであること(競争品質)
  • 企業に利益をもたらすものであること(経済品質)

品質スローガン

Quality is our future. 〜品質で未来を造る〜

2017年3月期品質管理方針

新中期経営計画をスタートした昨年に引き続き、次の100年に向け永続する会社の礎づくりをすることを基本に、「NTNブランドの向上」を図るため、「グローバル品質保証体制の確立」、「クレームの撲滅」、「品質に強い人材の育成」に取組む。

2018年3月期品質管理方針

従業員一人ひとりが常に高い品質意識を持ち業務に取り組み“重大クレーム撲滅”、“クレーム0化”を推進し、「NTNブランドの向上」、「お客様からの信頼向上」を図る。
また、海外工場を含めた各事業所の「品質マネージメントシステム」を総点検し、NTNグローバルスタンダード(共通ルール)を基盤としたグローバルでの品質保証体制の統一を図る。

お客さまのニーズに対応するため、グローバルな生産体制を整え、世界各地で需要地生産に取り組んでいます。海外の生産拠点では、生産の立ち上げ時から安定した品質の確保と世界同一基準の品質保証体制を確立するため、マザー工場や品質管理部門より支援者を現地へ派遣し、監査、過去トラブル検証、工程改善などを行っています。また、海外生産拠点の品質情報を迅速に入手するためにグローバルの品質情報を一元管理するシステム(G-QUICK)を導入しています。さらに、生産品目に応じた品質マネジメントの認証取得にも積極的に取り組むほか、従業員の品質に対する「意識」と「知識」向上のためにさまざまな教育を実施しています。

また、働きやすい環境と品質向上の追求に必要な要素として、「安全はすべてに優先する」という方針のもと、労働安全衛生を推進しています。

主な取り組み

グローバル品質確保のために

品質保証機能を強化

品質保証本部を新設

市場や海外で発生した品質問題について、お客さまへの影響を最小限に留めるため、品質保証本部を新設しました。G-QUICKを活用し、品質問題を関係部署に即時展開するとともに、品質保証本部から現地に支援者を派遣する体制を整え、早期問題解決が可能な体制を推進していきます。
また、当社グループは、国内外の生産拠点で、品質マネジメントシステムの国際規格であるISO9001認証取得を推進しているほか、自動車産業向け規格であるISO/TS16949認証も積極的に取得しています。当期の主な認証取得は以下のとおりです。

当期の主な認証取得

ISO9001―生産38拠点で取得済

地区 拠点名 取得
国内 電動モジュール 商品事業部 2018年3月期(予定)

ISO/TS16949―生産31拠点で取得済

地区 拠点名 取得
中国 襄陽恩梯恩裕隆傳動系統有限公司 2017年3月期
国内 NTN精密樹脂株式会社 2018年3月期(予定)
国内 NTNアドバンストマテリアルズ株式会社(蟹江工場) 2018年3月期(予定)
国内 NTNアドバンストマテリアルズ株式会社(亀山工場) 2018年3月期(予定)
メキシコ NTN MANUFACTURING DE MEXICO, S.A.DE C.V. 2018年3月期(予定)

ISO/TS16949認証は、2016年にIATF16949認証に改訂されました。来期はIATF16949認証の取得に向け準備を進めます。

外部講師によるIATF規格の研修会の様子

外部講師による
IATF規格の研修会の様子

品質に強い人材育成

品質向上のための施策

品質教育と品質月間活動

従業員の品質に対する「意識」と「知識」向上のための教育も実施しており、これまでの「QCベーシックコース」「QCマネジメントコース」「QCアドバンストコース」などの品質研修のほか、当期は部門長や関係会社社長などマネジメント層向けの品質教育も新たに実施しました。また、品質基本方針や品質を確保するために守るべき基本行動を記載した「品質管理ハンドブック」を9言語に翻訳し、世界中の製作所で従業員の品質・教育に活用しています。来期は、教育資料の充実を図り、さらなる品質教育に注力していきます。

さらに、毎年11月には、NTNの品質向上を目指し、全社で「品質月間」活動を推進しています。全員参加の品質行動宣言や品質講演会の開催などの施策を通じ、従業員に品質の重要性を改めて認識してもらえるよう取り組んでいます。

2016年度品質月間のポスター

2016年度品質月間のポスター

「NTNブランド」を向上させ、お客さまに満足いただける品質づくりを目指していきます。

品質に関する当社の使命は、中期経営計画「NTN 100」方針のあるべき姿「品質で高く評価され、世界中で存在感のある企業」を実現することです。すなわち、世界中のお客さまに当社の品質と機能が認められ、NTNブランドを高く評価してもらうことです。

世界市場の需要に応じるため、当社は需要地生産を進めグローバルの生産体制を構築してきました。新規に立ち上げる生産拠点や生産品種を移管する際には、マザー工場の生産体制を抜けなく円滑に移管することが重要です。そのため当社では、生産前準備活動の強化およびグローバル品質情報の入手迅速化を行い、グローバルでの品質保証体制の統一を進めています。

世界にひとつの「NTNブランド」を向上させ、お客さまに満足いただける品質づくりを目指していきます。

執行役員
品質保証本部 本部長

藤井 隆

労働災害発生件数

6件減少 前期比 21%減

当期も、「労働安全衛生マネジメントシステム」(以下、OSHMS)の認定を取得した4製作所・5関係会社で、継続して労働災害ゼロを目標に活動を行いました。活動にもかかわらず、労働災害は20件発生してしまいましたが、前期との比較では6件減少しました。

労働安全衛生管理についてはOSHMSにより一定の水準に達しているものの、想定外の状況での危険予測と対応に関しては、まだ不十分であると考えています。そのため、突発的な非定常作業では危険予知活動を実施するなど、今後もリスクマネジメントを強化していきます。

昇降機稼働時の安全点検

昇降機稼働時の安全点検

度数率/強度率

度数率/強度率

社員の健康づくり

健康管理施策を実施

健康への取り組みついては、腰痛教室やVDT検査を実施するなど、従業員の健康づくりにつながる施策を推進しています。また、メンタルヘルス活動として従業員や管理監督者への研修を行っているほか、ストレスチェックやカウンセリングも実施しています。特定保健指導については、6年間にわたり個人指導を行っており、当期も厚生労働省の実施目標を達成しました。