HOME > 会社情報 > 主な市場とビジネス:建設・鉱山機械向けビジネス

建設・鉱山機械向けビジネス

建設・鉱山機械向けの軸受は、屋外で使用されるため、過酷な使用環境の中、長寿命化やメンテナンスフリーなど、信頼性の向上が求められます。NTNの建設・鉱山向け軸受は、厳しい環境でも高い性能と信頼性を有し、建設・掘削・運搬などの現場での安全で効率的な作業遂行に貢献しています。

主な建設機械向け商品

図:建設機械向け商品

超大型ダンプトラックのホイール軸受

写真:超大型ダンプトラック

超大型ダンプトラックは、砂塵や粉塵の多い自然環境に加え、非常に過酷な24時間連続稼働の鉱山で使用されます。このような市場ニーズに対応するため、NTNでは重要部品の一つである、ホイール軸受の高機能化開発を行い、積極的に市場へ提案しています。

ホイール軸受の市場ニーズとNTN開発商品

図:ホイール軸受の市場ニーズとNTN開発商品

フィルタシール付大形軸受

ホイール軸受には、長寿命化やメンテナンスフリーはもとより、過酷な使用環境への対応、信頼性の向上が求められます。しかし、潤滑油中への砂塵、粉塵の侵入や、軸受周辺のギアなどからの金属摩耗粉が侵入することで、軸受軌道面上に噛み込み圧痕が生じ、これを起点とする短時間での損傷が少なくありません。

この損傷に対してNTNが開発したフィルタシール付大形軸受は、潤滑油中の異物を軸受内部へ侵入させないため、長寿命化による軸受交換周期の延長が期待できます。

フィルタシール付大形軸受(円すいころ軸受)

図:フィルタシール付大形軸受(円すいころ軸受)

ICタグ内蔵軸受

超大型ダンプトラックは、定期的に補修や点検が行われ、重要部品である軸受は、検査日、稼働時間などが管理、記録されます。長期間使用される軸受では、点検情報の紛失、管理の煩雑さなどが課題で、ICタグによる管理が注目されてきました。しかし、従来のICタグは金属に埋め込んだ状態では原理上読み書きができない点や、非磁性材を付与して読み書き可能とすると、タグのサイズが大きくなる点から実用化は進みませんでした。

そこでNTNは、軸受の品質情報、使用履歴情報を軸受本体に直接記録可能なICタグ内蔵軸受を開発した。専用の装置を使用して、軸受に直接埋め込まれたICタグの情報を読み書きし、管理情報はユーザ毎に設定することが可能にしました

図:ICタグ内蔵軸受
ICタグ内蔵軸受

回転センサ付大形軸受

超大型ダンプトラックは、鉱山内で非舗装路を走行するため車輪が滑りやすく、転落事故につながる事があります。対策として、車輪の滑り防止のアンチロック・ブレーキ・システムやトラクション・コントロール・システムなどが装備されていますが、これらは車輪の回転数を検出し制御するもので、車輪回転数検出センサはホイール軸受とは別体に取り付けられるのが通常で、正確な回転数を検出するため、回転センサ関連部品の位置決め調整などの必要があります。

そこでNTNでは、静止輪である内輪上にパルス検出用センサ、回転輪である外輪上にパルサーリングを設けた、回転センサ付大形軸受を開発しました。

回転センサと軸受を一体化し、センサ位置決め調整を不要としたことで、部品点数を削減。また、センサ配線類の断線防止機構を採用して、万一、軸と軸受内輪間にクリープと呼ばれる滑りが発生した場合でも、センサに破損や誤差を生じさせることなく回転数や回転方向の検出を可能にしました。

図:軸受外観